27歳のとき。

私は、大手食品工場で働いていた。

夜勤12時間労働で時給は1100円。

当時の時給としては高い方だった。

週に2日休んで月に約25万円貰っていた。

それから1年後・・・

リーダーと言うポジションに昇格し

時給が1200円に上がり

役職手当が5万円になり

月収が約35万円くらいになった。

さらに1年後・・・

現場最高責任者に昇格し

役職手当が10万円になり

月収が約45万円になった。

月収45万円と聞くと
かなりイイような気がするだろう。

しかし、

体はボロボロでした。

毎日毎日、クタクタになる日々。

毎日毎日、足の人差し指と中指の間が激痛。

指と指の間にマメができ、
歩くたびに摩擦が生じ毎日出血。

仕事終わり駅に向かうときは
摩擦が起きないよう足を引きずっていた。

アパートに帰り、
毎日、毎日傷の手当。

アイシングをし
指と指の間がこすれないように手当をする。

そして、寝て夜勤に向かう頃には
多少なりとも痛みは和らぐ。

でも、働けばまた同じ結果。

負のループである。

そんな毎日の結晶が45万円だった。

 

私は、当時、無知でした。

体を使うことでしかお金を稼ぐ方法を知らなかった。

45万円という給料を手にした無知の私は、
例え体がボロボロでも「勝ち組」とさえ
考えた時もありました。

今考えると恐ろしいと言いましょうか、
ある意味「無知って素晴らしい」とまで思える・・・

そんな中、

当時の私でも
こんなことに「不満」を抱いていた。

上司2人は何をしているんだ?

毎日毎日、事務所で食っちゃべっている。
椅子に座り、ふんぞり返っている。

たまに事務所に目を向けると下を向き
寝ているときがあった。

きっと、

私より働かないで
私より動かないで
私より給料をもらっているのではないか?

いや、私よりもらっていないわけがない。

つまり、月収45万円の私より上司なんだから
もらっていないということはないだろう・・・

そんなことに無知の私は
「気付き始める」のです。

その気付きを深く、深く・・・

さらに「深堀」していった無知の私は、
こんな答えにたどり着きます。

さらに出世すればそのポジションになれる。

つまり、月収45万円無知の私はバリバリ肉体労働。

でも、出世すれば今の上司のポジション・・・

ラクしてお金を稼げるポジションである。

所長補佐の月収は70万円。

所長の月収は100万円。

夢と希望に満ち溢れている。

でも、この工場はやがて閉鎖となり、
無知の私の夢は破れさっていきました。

 

それから約10年後、

36歳のとき。

コピーライティングに出会い、

もう一度、当時のことを思い出す。

夜勤12時間労働。

過酷な仕事現場。

足の指と指の間にマメが出来、
摩擦で毎日出血。

仕事帰り、
駅まで足を引きずる毎日。

給料は45万円。

体はボロボロでも
無知の私は勝ち組。

これが正解。

これでイイんだ。

1つ上の上司。

私より働かず
私よりラクで
私より怠けて

月収は70万円。

出世したときのレールは
しっかりと敷かれている・・・

さらに出世すれば所長。

月収は100万円。

夢と希望に満ち溢れている。

毎日毎日、事務所で食っちゃべっている。
椅子に座り、ふんぞり返っている。

たまに事務所に目を向けると下を向き
寝ているときがあった。

つまり・・・

過酷な労働の先には

”働かないほど豊かになれる”

という法則は存在する。

もちろん、責任はさらに伴う。

しかし、そんなのは慣れてしまえば

大したことではない。

 

コピーライティングに出会い、

”働かないほど豊かになれる”

という言葉をネットで見つけ

当時のサラリーマン生活に

落とし込んだら

夢と希望に満ち溢れていることに

気が付くことが出来た。

しかも、当時のレールより

ロマンがある・・・

コピーライティングには。

当時は足の指。

コピーライティングは、手首・腱鞘炎。

毎日、毎日、記事を書く。

手首は、どんどん痛くなり
諦めかけた時もあった。

でも、

記事を書けば書くほど

手首の痛みが弱まっていく。

作業量は減り、
やがて何もしなくても
お金が入ってくる仕組みが完成したのである。

工場勤務のとき。

上を見れば「何もしない」上司たち。

憎かった。

不満しかなかった。

でも、心の奥底では・・・

羨ましかったのだろう。

嫉妬していたのだろう。

出世一歩手前までの景色「は」
工場勤務で感じることが出来た。

当時の上司、会社に「心から」感謝したい。

ありがとう。

最後に。

コピーライティングに出会い、

”働かないほど豊かになれる”

というワードに出会った。

出会った当初は「そんなことはない」と否定的に捉えていたし、ある意味「詐欺」の匂いも感じていた。

でも、

コピーライティングに出会い、
ガムシャラに記事を書き続けたら、
結果が少しずつ出るようになり
工場勤務のときを思い出した。

工場勤務していたときの記憶とリンクしたら・・・

「人生なんてこんなもんだな」って感じた。

ガムシャラに働いた先には、
レールが敷かれている。

夢と希望に満ち溢れている。

当時の上司たち。

ガムシャラに働き出世し、
月収70万円、100万円を貰っていた。

私と同じレールを歩んでいた。

そう考えると・・・

神様は頑張った人に対してだけ

”働かないほど豊かになれる”

ようにしてくれるんだな、と思った。

あなたはこの意味
理解できていますでしょうか?

「君はまだ本当の安定と自由を知らない」